一般小児科
Medical
一般小児科
Medical
小児科疾患全般の診療を行います。
お子様は頻繁に発熱・咳嗽・鼻汁・下痢・嘔吐などの症状を呈します。殆どは気管支炎、肺炎、胃腸炎、中耳炎等の感染症に伴うものです。また急性の疾患以外にも、夜尿症、起立性低血圧や便秘症など、慢性に進行する様々な疾患も御座います。
ただ単に各学会で提唱されているガイドラインに沿った治療を行うだけではなく、小児科専門医として、其々のお子様やご家族に合わせた柔軟な診療を心がけて参ります。
より高度な医療・入院が必要と思われるお子様には適切な医療機関にご紹介させていただきます。お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
(★お子様の診察と同時に、ご両親ご家族の方の風邪・アレルギー等の一般診療もしております。大人の方の分もご予約が必要です。)
(OS-1がない時:水1000mlに砂糖20g・塩3g程度混ぜる)
咳が出る原因には色々ありますが、気道に入った異物や痰を排出する為かアレルギー反応が起こった為であることが多いです。基本的には、発熱と同様に必要な防衛反応と考えられます。
子供の咳は急性上気道炎、いわゆる風邪によることが多いですが、「乾いている」「痰が絡んで湿っている」「ゼーゼーしている」の様な咳の性状、時間帯による咳頻度の変化や咳の続いている期間等、咳の種類によって診断は多岐に及びます。
などの情報は非常に重要となります。
約2割程度の子供に便秘があると言われています。便秘を長く放置すると直腸の変化を伴うことがあり、どんどん治りにくくなって行きます。成人へ移行してしまう可能性もありますので注意が必要です。発症時期は大きく分けて3つあります。
以下の様な症状があれば、便秘症の存在が疑わしいです。
合併症としては尿に関するものが多いと言われています(尿路感染・夜尿症など)。
繰り返す嘔吐、血便、腹部腫瘤、肛門の形態・位置異常や腰(お尻の上の窪み)などを伴っていれば、便秘を来す基礎疾患の鑑別が必要です。
非薬物療法として日常生活の改善を行います。不規則な食事摂取や水分摂取不足の是正、便意時に我慢をしない、食後ゆとりのある時間にトイレに座る習慣をつける、適度な運動を行うなどを指導します。一般的にトイレットトレーニングの時期は、一人歩きができる、一人で下着の上げ下げができる、コミュニケーションがとれる様な時期に開始しますが、便秘のある子供は先に便秘症の治療を開始(服薬中でも可)してコントロールができてから始めます。お腹のマッサージや肛門刺激に関しては確たる有効性は証明されていませんが、試みる価値はあります。また、まれに牛乳を摂取することによって便秘が誘発される子供がいます。その様な可能性のある子供は、日々の牛乳摂取量・時期と便秘の関連性を見直してみる必要があります。
次に薬物療法に関して、です。色々なタイプの薬剤がありますが、一般的に便秘の維持療法は浸透圧性下剤から開始することが推奨されています。特にポリエチレングリコール製剤が他の薬剤より効果的であることが多いとの報告があります。