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よくあるご質問 - アレルギー関連|東大阪市御厨西ノ町の小児科・アレルギー科 - もしもしキッズクリニック

よくあるご質問

Q & A

Q & Aよくあるご質問
(その他)

その他

おしっこがうまく採れません。

検診などで尿検査の為に採尿を行わなければならない際に、トイレ排尿が可能な年齢であれば問題なく採取できますが、
それ以下の年齢での採尿はやや困難です。そんな時に行う尿採取方法をいくつかご紹介します。

    1.採尿バッグ

採尿バッグ

薬局・通販でも購入できます。医院で購入可能な場合もあります。
男児・女児によって貼り付け方の注意点が少し異なります。男児は陰茎陰嚢をしっかりバッグの中に収納し、女児は膣と肛門の間に隙間が出来ない様に貼って下さい。 コツは、貼り付け前にしっかり綺麗にしておく事、一度袋を膨らませて内面同士が張り付き過ぎないようにしておく事、貼りつける順番は会陰部(肛門側)→恥骨側の順に行う事です。

2.コットン採尿

コットン採尿

左図の様に、オムツにラップを引き、その上に清潔なガーゼやコットンを置きます。
排尿した後に、容器に尿を搾りいれる方法です。

但し、尿中の細菌培養検査を行う場合には上記の方法は使用できず、カテーテルを使用して病院で消毒・採尿を行う事になります。一般的な尿検査では上記の検体も使用できますので、排尿が自立していないお子様の場合は試す価値のある方法だと思います。

こども(乳児)が泣き止まない!

乳児が泣きやまない時、多くは「コリック」と呼ばれるものです。何をしても手が付けられない、身を反らせて激しく泣き続けます。夕方から夜間にかけてみられる事が多く、 思い当たる原因もないのに数時間以上泣き続けた後入眠します。生後2~3週頃から始まり3~6カ月くらいには改善すると言われています。明確な定義がある訳ではありませんが、1日に3時間以上、1週間に3回以上、3週間以上続くことが多いです。 コリックは成長過程における一時的なイベントですが、勿論他の病気を除外した上で診断する必要があります(皮膚炎・中耳炎・鼻炎・腸重積・ヘルニア陥頓など)。 病気以外に、着せ過ぎや明る過ぎ、空腹、便秘などの不快感に起因している事もありますので、環境整備も大切です。

コリックの後、生後3~4か月に始まり2歳頃まで見られるものが「夜泣き」です。前述の コリックより年長児に起こります。夜間に1回以上出現し1週間以上継続する事が多いです。これも成長過程における一時的なもので、除外診断となります。 他、3~6歳頃に認められる夜驚症と呼ばれるものもあります。

泣き止まない時の鑑別

泣き止ませ対処法:散歩、ドライブ、おくるみ、ホワイトノイズなどなど。

感染症にかかりました。いつから学校に行って良いですか?

1.重症化や、流行しやすい病気:登園には基本的に医師の診断書が必要

2.その他よくみられる感染症の登園目安:医師の診断を受けて保護者が登園届を記入

※出席停止期間の算定では、解熱等の現象がみられた日は期間には算定せず、その翌日を1日目とします。

よく「突発性発疹は終わりましたか?」と聞かれますが、どんな病気ですか?

突発性発疹は乳児期に罹患し、突然の高熱と解熱前後の発疹を特徴とするウイルス感染症です。ヒトヘルペスウイルス(HHV-6 or HHV-7)が主な原因ウイルスです。HHV-7の方が遅れて発症し、二度目の突発性発疹として経験される事があります。以前は初めての高熱は突発性発疹と言われていましたが、最近はそうとも言えない傾向にあります。

鼻汁や咳はさほど強くありません。軽い下痢を認める事が多いです。解熱後に発疹が出現します。もし発熱中に発疹が出現すれば、他の疾患を考えます。解熱後の発疹を見て診断されますので、熱のある時に診断するのは困難です。発疹の程度は様々なので、中には淡い発疹を見逃している事もあります。顔と胸と背中に出やすいです。 発熱は比較的活気は保たれていますが、解熱して発疹が出ればとても不機嫌になります。

基本的には自然に治癒する疾患なのですが、熱性けいれんを伴う事が他の感染症よりも多い傾向があり、まれに一旦解熱した後に脳症を発症する事もあります。痙攣や発達の退行には注意を払う必要があります。

左右の眼球の位置がおかしい気がする。もしかして斜視?

斜視とは、両眼の視線が見ようとしている場所に交わらない状態を指します。
両目で見ていても目の位置がずれています。斜視の有病率は3%程度と言われています。 視線のずれの角度(斜視角)がどの視線の向きでも一定のものを「共同性斜視」、視線の向きで異なるものを「非共同性斜視」と言います。小児の斜視は共同性斜視が多く、眼位ずれの方向により、内斜視、外斜視、上下斜視に分類されます。 内斜視には、生後6カ月以内発症の「先天内斜視」と生後6カ月以降発症の「後天内斜視」があります。先天内斜視はほとんど生後1カ月以降に発症します。 斜視があると視線がずれる以外に、片眼をつぶる・顔を傾けるなどの症状が出ることがあります。幼少期(特に生後2 カ月〜2 歳)に斜視を放置していると、両眼視機能(物を立体的にみる力)が育たない場合がありますので、早めの治療が必要です。

基本的に眼科受診をお勧めする事になるのですが、その前にペンライトを用いて角膜反射を利用して眼位のスクリーニングを行います。頭位をまっすぐに保ち、目の前にペンライトをおいて、瞳孔中心と角膜反射の位置を見ます。通常は瞳孔中心から少し内側(鼻側)に左右対称に反射が見えます。ただし小児は内眼角が広いので、鼻根部をつまむ等の調整を行わないと、偽性内斜視を判定しにくい事があります。

目脂がよく出ます。

眼脂は小児において比較的よくみられる症状です。
起こし得る疾患としては、感染性の 結膜炎・アレルギー性の結膜炎・鼻涙管閉塞(狭窄)症・睫毛内反症などがあります。 特に結膜充血の有無に注意する必要があります。
充血が強く膿性眼脂の場合には感染性結膜炎(ウイルス性結膜炎,細菌性結膜炎等)を、 充血はあるがさほど強くなく、さらっとした眼脂の場合にはアレルギー性の結膜炎を疑います。それぞれの原因に応じた点眼薬・眼軟膏・内服薬を使用する事になります。

鼻涙管閉塞症は、涙管末端の閉鎖(狭窄)によって生後2~6週頃から眼脂・流涙を来します。頻度としては、新生児の約5~20%程度にみられます。抗菌薬等の点眼を行うと眼脂が軽減しますが、中止すると再び出現します。
生後6カ月までに大半の方は自然治癒しますが、1歳頃までに改善が得られない場合は鼻涙管閉塞開放術を考慮する事になります。

睫毛内反症は、瞼縁が眼球側に内反していることによって眼球に睦毛が接触する状態の事を言います。小児では下眼瞼に起きやすいと言われています。 刺激により眼の痛みや流涙・眼脂、眼充血、視力低下などが生じます。乳児期には約半数の方に認められますが、2歳で約20%に減少します。
そのため2歳までは対処療法(抗菌薬点眼・角膜保護薬点眼)を行いながら経過観察ですが、目の痛みや視力低下がある場合は手術が考慮されます。